FLMASKについて
−アダルトサイトのデファクトスタンダード登場か−

最近、FLMASKという画像ソフトが日本のアダルトインターネットワールドを席巻する勢いである。アダルトビデオと同様公序良俗に反するであろう部分をモザイク処理したり解除したりするシェアウェアソフトである。
急速に広まったのは多分先月頃だったと思うが、この頃から日本のアダルト関係のサイトで、このソフトを使ったいわゆるFLMASK処理画像を頻繁に見かけるようになった。
同時にこれまでは海外のアダルトサイトでしか見ることのできなかった過激画像が日本のサイトでもフリーで手に入るようになった。(もちろんFLMASKをダウンロードし、モザイクの解除を行う必要があるが)

好事家には喜ばしい限りである。しかし、残念ながら、日本人の女性が登場する画像の質は海外サイトの比ではなく、未だお粗末なものがほとんどである。海外のフリーサイトでは17インチディスプレーに収まりきれないサイズの、大きくしかも極めて綺麗な画像が手に入るようになった。ここ半年ほどの海外のアダルトサイトの充実度は目を見張るものがある。英語のできない私の海外サイトのネットサーフィンはアダルト分野に限られるが、アダルトサイトのみの比較でも日米のインターネットの格差は歴然である。

さて、雑感を述べたいのはアダルトサイトについてではない。業界におけるデファクトスタンダードの重要性についてである。
DOS/V、ペンティアム、ウィンドウズ、そしてネットスケープナビゲータ(最近はインターネットエクスプローラも健闘しているが)これらが、デファクトスタンダードとなることにより、多くの関連ハードが生まれ、多くの関連ソフトが生まれる。そしてこれらに関連する多くの情報も流れ(パソコンやインターネットに関する書籍や雑誌の数を見れば一目瞭然であろう)、パソコンが飛躍的に普及し、ユーザーの使いやすさも向上する。かつてファミコンが、いくつかあった(ように記憶している)TVゲーム機を駆逐し、たちまちデファクトスタンダードとなり、多くのゲームソフトを開発するサードパーティーを生み、その中からドラゴンクエストやファイナルファンタジーシリーズなどの超人気ソフトが生まれ、さらにファミコンが普及するという好循環をもたらしたのと全く同様の現象である。

猥褻画像販売容疑で逮捕者が出、ベッコアメが捜索をうけた事件は記憶に新しいが、これが我が国のインターネットの発達・普及に少なからぬブレーキをかけたことは否めまい。過度な規制や検閲は百害あって一利無し。人類史上「性」文化・産業(といえるかどうかは定かでないが)が果たした役割は、好む好まざる、公然非公然、公認非公認に関わらず極めて大きかった(と思われる)。
FLMASKの登場、そしてデファクトスタンダード化が、遅れている我が国のインターネットの発展・普及を加速させるかも知れない。
(97.01)

(FLMASKについてはお勧めリンク集のソフトウェア、アダルトを参照)


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