**********************************************************************      ■□■ 電網かわら版『必読!マルチメディア』 ■□■           第 093号 2000年 7月 4日発行         〜総配信数 1,740部(含抄録版) Thanks!〜 ********************************************************************** <お知らせ>  3月から寝食を忘れ?取り組んできた、Car24サイトの全面モデルチェンジが ようやく完了しました。概要は以下のプレスリリースのとおりです。是非ご訪 問ください。 http://www.car24.co.jp/  そこで今号は「クルマとインターネット関連」の話題を特集しました。生々し くなりますので、「マイクルの視点」は割愛いたします。 【最近のマルチメディアニュースから】 01.キオスク端末関連の話題から  ・トヨタ、ガズー新端末「G-TOWER」でBtoC事業を大幅強化  ・TOYOTA-TSUTAYA連合が脅威の集客力  ・トヨタ、富士通、コンビニ各社、店舗設置型ECサイト運営会社設立  ・「コンビニにマルチメディア端末は常識」、セブンが怒濤の攻勢 02.ネット販売の話題から  ・ネット販売のクイック、法人向けネット販売開始へ  ・東京トヨペット、ネット専門の「デジタル販売員」を配置 03.中古車関連の話題から  ・日産とリクルート、インターネット中古車情報提供分野で提携  ・住友商事、個人間の中古車ネット取引の品質保証事業を展開  ・スズキ、ネットを活用した中古車在庫情報システムを本格展開  ・ガリバー、携帯電話向け中古車検索サービスを開始 04.GS(ガソリンスタンド)関連の話題から  ・出光と富士通、ネットを利用した自動車関連サービス事業で提携  ・コスモ石油、系列スタンド支援にインターネットを活用  ・ヴァーテックスと丸紅エネルギー、GS網で車ネット販売 【お勧めBOOK、ホームページ、メルマガ】 01.通信白書とインターネット白書 ─────────────────────────────────── ●「Car24」と「e-sekaiクルマ」、Webサイトを全面リニューアル!  〜業界最強の新車データベース、多彩なコラムなどコンテンツを倍増充実〜   http://www.car24.co.jp/   http://www.e-sekai.com/car/  株式会社Car24と株式会社アスキーイーシーが共同運営する、クルマ購入支 援&総合情報サイト「Your Best-Buy Guide Car24(通称Car24)」は、Webサ イトを全面的にリニューアルした。  同時にアスキーイーシーのポータルサイト「e-sekai」のクルマチャンネル へのコンテンツ提供も開始した。両サイトでのメニューを連携させることで ユーザーサービスの向上が一層図られることになった。  今回のCar24サイトリニューアルの目的は、Car24独自のノウハウで制作した 操作性の高いネット業界最強のカタログデーターベースと、豊富なコンテンツ をユーザーが見やすく、使い易いものにすることにある。  特にデーターベースの利用にあたっては、初心者からプロフェショナルまで 幅広いニーズに十分応えることができると考えている  そのほか、クルマ関連の特選サイトを網羅した「厳選クルマリンク」をはじ め、多彩な執筆陣によるコラム、レポートも見逃せない。  Car24とアスキーイーシーは、これを機会に一層の連携を強め、インターネ ット関連のクルマ総合サービスの業界No.1を目指す。  なお、今回のデータベースの作成、サイトリニューアルは、Car24Webサイ トの企画・制作を引き受けるマイクル社と、慶應義塾大学政策・メディア研究 科 中島洋研究室の協力のもとに行った。 ********************************************************************** 【最近のマルチメディアニュースから】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●キオスク端末関連の話題から ─────────────────────────────────── ○トヨタ、ガズー新端末「G-TOWER」でBtoC事業を大幅強化 http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/gen/105893  トヨタ自動車は、個人向け電子商取引(BtoC)事業「Gazoo(ガズー)」を大幅に 強化する。2003年をメドに、新型マルチメディア端末「G-TOWER」の設置拠点数 を現在の約4500から約2万に拡大。並行して、扱うコンテンツを自動車以外にも 広げる。3年後にはGazooの会員を、現在の56万人から400万人に増加させる。  新端末G-TOWERは、音楽データのダウンロード、デジタル画像印刷など多彩な 機能を備え、ATM(現金自動預け払い機)にもなる。今夏から系列ディーラーに設 置を進める他、ファミリーマートやサンクスなどコンビニ向けにカスタマイズ して1台百数十万円で販売する。当面、G-TOWERの販売やメンテナンスをGazoo事 業の収益の柱にする。  現在、Gazooに寄せられる見積もり依頼や商談予約は、1カ月で5000件を超え、 そのうち13.6%が6カ月以内に成約に至っているという。 ─────────────────────────────────── ○TOYOTA-TSUTAYA連合が脅威の集客力  http://www25.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nc/news00/106392  ガズーや複合店舗を通じて、自動車販売の新たな姿を模索するトヨタ。  新マルチメディア端末「G-TOWER」の先行導入店の一つ、トヨタ東京カローラ ・江戸川店は、大手レンタル・ビデオ・チェーン「TSUTAYA」との複合店舗。幹 線道路に面する店舗は、向かって右側がディーラー、左側がTSUTAYA。1階の入 り口は別々だが、2階で両店舗はつながり、G-TOWERは境目に設置されている。  TOYOTA-TSUTAYA連合の威力は絶大だった。江戸川店の集客力は、他の自動車 ディーラを大きく引き離す。5月の大型連休中のイベントは、通常の5〜6倍の集 客があり、閑散としている平日も客足が途絶えることはない。 ─────────────────────────────────── ○トヨタ、富士通、コンビニ各社、店舗設置型ECサイト運営会社設立  http://www.ntt.com/NEWS_RELEASE/2000NEWS/0007/0703_2.html  http://www.toki-meki.com/  ユニー、サンクス、サークルケイ、トヨタ、富士通など17社は、EC事業を運 営する新会社「ときめきドットコム」を設立した。コンビニやスーパーの店舗 に専用端末(トヨタが開発した「G-TOWER」採用)を設置し、旅行商品、書籍、自 動車関連商品、ゲーム、楽曲データなどを新たに構築するECサイトと連携、提 供する。  10月から約50店舗で試験サービスを開始、来年には5000店以上に端末を設置 して事業を本格的に始める。2001年に200億円、2003年には1200億円の売り上げ を見込む。 ─────────────────────────────────── ○「コンビニにマルチメディア端末は常識」、セブンが怒濤の攻勢  http://www25.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nc/news00/105676  http://www.7dream.com/  セブン-イレブン・ジャパンは、マルチメディア端末の展開を一気呵成に進め る。今秋から設置を始め、6カ月間で全店に設置する。  競合するコンビニ各社も、設置を加速する計画で、「Loppi(ロッピー)」で先 行するローソンを含め、コンビニにマルチメディア端末があるのは当たり前と いう時代が1年後にはやってくる。  コンビニ各社が競って設置するのは、BtoC事業の成功にはインターネットと 店舗の融合が欠かせないと判断しているから。各社とも店舗へのATM設置も打ち 出しており、端末設置スペースを確保した新たな店作りが今後の課題に。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●ネット販売の話題から ─────────────────────────────────── ○ネット販売のクイック、法人向けネット販売開始へ  http://nnb.nikkeibp.co.jp/nnb/F_NEWS/20000626004.html  http://www.quick-go.to/  ネットディーラーのクイックは、7月から法人向けネット販売やリースを開始 する。また、丸紅と組んで同社のビジネスモデルをアジア諸国でも展開する。  同社は、業販店ルートから自動車を仕入れることで、ほとんどすべてのメー カー車を割引価格で消費者に直接販売している。今年4月、丸紅から1億8900万 円の資金と取締役を1人受け入れた。99年9月期の売上高9億2900万円から、2000 年9月期は25億円を見込む。 ─────────────────────────────────── ○東京トヨペット、ネット専門の「デジタル販売員」を配置  http://www.tokyo-toyopet.co.jp/ (情報未掲載)  東京トヨペットは、ガズーや自社サイトなどインターネット経由で寄せられ た顧客からの見積り請求や商談依頼などを専門に対応する「デジタル販売員」 を年内に配置する。2、3人でスタートし、軌道に乗れば増員する。  ネットで先行する米国の自動車販売業界では、1人当たりの販売台数で、デジ タル販売員が従来の販売員の数倍の成果を上げているため、同社でも配置を決 めた。(日経産業新聞6月27日付記事より) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●中古車関連の話題から ─────────────────────────────────── ○日産とリクルート、インターネット中古車情報提供分野で提携  http://www.get-u.com/ (情報未掲載)  http://www.isize.com/carlife/ (情報未掲載)  日産自動車は、インターネットによる中古車販売を強化する。在庫検索シス テム「Get-U(ゲッチュー)」に加入する系列ディーラーの拠点数を、今年度中に 現在の約350から600まで増やし、検索可能な車両台数も2万台に倍増する。  また、7月からはリクルートとも提携、「イサイズカーライフ」内の中古車 検索サービス「デジタルカーセンサー」にも情報を一括掲載する。 ─────────────────────────────────── ○住友商事、個人間の中古車ネット取引の品質保証事業を展開  住友商事は来月にも、インターネット上で個人間取引される中古車の品質を 保証する事業に乗り出す。信販大手のセントラルファイナンス、陸運関係行政 書士のネットワークを持つエヌ・ビー・オーと組んで事業を展開する。  ネット市場に出品された中古車の車歴や品質、持ち主の名義などを調べ、特 に問題がなければ独自の「安全マーク」を付与して他の商品と差をつける。今 後はパソコンなど中古車以外の商品にも品質保証事業を展開する考え。 (6月23日付日経産業新聞記事より) ─────────────────────────────────── ○スズキ、ネットを活用した中古車在庫情報システムを本格展開  スズキは、インターネットを活用した中古車の在庫情報システムを本格稼動 する。2002年をめどに在庫情報を入力するコンピュータ端末を設置した販売拠 点を倍増し、常時5000台分の在庫情報を登録する。  各拠点が入力した手持ちの中古車の車種、価格、年式、走行距離、装備など をホームページ上に掲載、購入希望者が自由に閲覧できるようにする。 (日経産業新聞6月29日記事より) ─────────────────────────────────── ○ガリバー、携帯電話向け中古車検索サービスを開始  http://k-tai.impress.co.jp/news/2000/06/28/gulliver.htm  http://www.ecars.co.jp/  全国ネットで車の買取り・販売を展開するガリバーインターナショナルは、 車総合情報サイト「ecars」の携帯電話版「ガリバーecars」のサービスを7月 より開始する。  マニアから一般向けまで4種類の方法で車輌が検索できる中古車検索や無料 査定などのサービスが利用できる他、登録者には車検やオイルの交換時期を知 らせたり、希望する車を登録しておくと入荷時に通知されるメールサービスな ども提供される。  iモード、J-スカイウェブ、EZサービスに対応、利用料は当面無料。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●GS(ガソリンスタンド)関連の話題から ─────────────────────────────────── ○出光と富士通、ネットを利用した自動車関連サービス事業で提携  http://www.idemitsu.co.jp/news/2000_04_06/000602.html  出光興産と富士通は、自動車関連サービスを手がける新会社「クルマーク」 を共同出資で設立する。資本金は2億円、出光興産が1億6000万円、富士通が40 00万円を出資する。  出光興産のGS網と、富士通および子会社のニフティが有するインターネット 技術を組み合わせ、乗用車ユーザーに対する総合サービスを提供する。10月に 「CarLife@nifty」の名称でサービスを開始、加盟GSで、自動車整備、車検、 レンタカー手配などさまざまなサービスを受けることができる。 ─────────────────────────────────── ○コスモ石油、系列スタンド支援にインターネットを活用  http://www.cosmo-oil.co.jp/ (情報未掲載)  コスモ石油は、インターネットを活用したGS支援を始める。10月にも全国60 00ヶ所の系列スタンドや特約店を双方向で結び、受発注に活用する他、販売戦 略や経営効率化のための情報を提供する。投資額は5億円。  コスモは4月にネット事業部を設置、カー用品のネット販売を始めた。今後 商品受け渡し拠点としてのGSの活用も検討する。 ─────────────────────────────────── ○ヴァーテックスと丸紅エネルギー、GS網で車ネット販売  http://www.marubeni-e.co.jp/  http://www.a-kuruma.com/  「e-kuruma.com」を運営するヴァーテックスビジョンは、丸紅エネルギーと 提携し、GS網を活用するネットオークション事業を共同で進める。売り手がGS に車を持ち込み、買い手が試乗するなどできる。 ********************************************************************** 【お勧めBOOK、ホームページ、メルマガ】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●通信白書とインターネット白書 ○郵政省の平成12年版通信白書 ・全文ページ http://www.mpt.go.jp/policyreports/japanese/papers/h12/ ・要約ページ http://www.mpt.go.jp/policyreports/japanese/papers/h12-summary/index.htm  第1章の1 21世紀の情報通信  第1章の2 21世紀のビジネス  第1章の3 21世紀のくらし  第1章の4 情報通信の課題  第2章の1 情報通信産業  第2章の2 電気通信サービス  第2章の3 放送サービス  第2章の4 郵便サービス  第3章の1 電気通信市場の改革  第3章の2 放送の高度化  第3章の3 研究開発の推進  第3章の4 高齢者・障害者対策  第3章の5 沖縄振興策の推進  第3章の6 郵便局ネットワークの活用 ○「インターネット白書2000」  (日本本インターネット協会監修、インプレス発行)  http://home.impress.co.jp/books/iwp2000/  下記ページで要約が読めます。 ・国内の4分の1の世帯にインターネットが浸透 http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2000/0626/hakusho1.htm ・携帯電話/PHSによるネットサービス、利用意向が高いのは「バンキング」 http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2000/0627/hakusho2.htm ・ISDNを含めたダイヤルアップ接続の割合が減少 http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2000/0628/hakusho3.htm ・企業におけるネット普及率が9割に http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2000/0629/hakusho4.htm ・日本のネット普及率、アジア太平洋地域で第6位 http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2000/0630/hakusho5.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■ 企画・制作・発行 (有)マイクル http://www.micle.co.jp/ ■□ 〒242-0006 大和市南林間2-8-12-203 046-271-3336(Tel),3337(Fax) **********************************************************************