********************************************************************** ■□■ 電網かわら版『必読!ITメディア』 ■□■ 第 103号 2000年11月27日発行 〜総配信数 1,860部 Thanks!〜 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇インターネット、情報通信、放送関連の話題を、氾濫する情報洪水の中   から厳選、平易かつ簡明に要約・解説してお届けします。  ◇当メルマガは電網企画会社「マイクルプラン」の機関紙として発行して   います。マイクルプランについては下記URLをご覧ください。   http://www.micle.co.jp/plan/                   by マイクル渡辺 plan@micle.co.jp ********************************************************************** 【最近のニュース&トピックスから】 01.「クルマお楽しみアンケート」集計結果より 02.NTTの経営体質は、絶対に変えられない 03.BSデジタル放送、主要放送局の取り組みは 04.丸紅グループ、地域情報ポータルサイト開設 05.ホリデーシーズンのオンラインショッピング市場は?  ・利用サイトを特に決めていないユーザーが約7割  ・「オンラインよりも既存店舗で」が顕著に 06.CADは創造性を阻害? ********************************************************************** 【最近のニュース&トピックスから】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●「クルマお楽しみアンケート」集計結果より http://www.kurumart.com/present/  マイクルの運営するクルマ情報市場「くるまーと」で実施した「クルマお楽 しみアンケート」の集計・分析結果の概要をお知らせします。詳細はサイトを ご覧下さい。 ・実施期日 :11月1日〜15日 ・プレゼント賞品:商品券(10,000円分、5名様) ・応募総数 :1270件 ・有効回答数:1239件 ・回答者性別 男性:846名(68.3%)        女性:393名(31.7%) ・回答者年齢 19歳以下: 54名( 4.4%)        20〜29歳:563名(45.4%)        30〜39歳:431名(34.8%)        40〜49歳:164名(13.2%)        50歳以上: 27名( 2.2%) ・回答者府県別   上位:東京(137名) 大阪(126) 神奈川(119) 愛知(90) 埼玉(79) 千葉(77)   下位:福島・佐賀(3名) 岩手・鳥取・島根(4) 山梨・福井・沖縄(5) ・メールマガジン購読希望 有:491名(39.6%)              無:748名(60.4%) ・利用配信サービス まぐまぐ:385名(78.4%)           macky! : 32名( 6.5%)           melma! : 74名(15.1%) ◇「好きなメーカーは?」  →520名が「トヨタ」と回答、ほぼ販売シェアどおりの指示を集めトップ  →2位「ホンダ」、3位「日産」、レガシィシリーズが好調の「スバル」が4位   と健闘。軽自動車主体メーカーは低迷 ◇「今欲しいクルマは?」  →エスティマ、ヴィッツ、オデッセイなど現在よく売れている車が上位に  →スカイライン(GT-R)、S2000などスポーツタイプや、ランクル、パジェロな   どオフロード車も人気 ◇「乗ってみたい憧れのクルマは?」  →ベンツ、ポルシェ、フェラーリ、BMW…、憧れはやはり外国車!  →国産車では、セルシオ、NSX、スカGが人気 ◇「オシャレなクルマは?」  →ポルシェ、BMW、VWビートル、フェラーリ等並み居る外国車を抑え、   ヴィッツがトップ  →bB、WiLL Viの兄弟も検討。個性的デザインがおしゃれな車の条件 ◇「ダサいクルマは?」  →カローラ、サニー、大衆車時代を築いたかつての栄光は今いずこ。   軽自動車も意外と低イメージ  →個性的デザインの車(WiLL Vi、bB)は、好き嫌いが分かれる ◇「好きなクルマCMは?」  →ファンカーゴ、カローラ、ヴィッツと、トヨタ車が上位を独占  →スカイラインは、かつてのCMイメージが今も鮮烈に残っている ◇「欲しい装備・カー用品は?」  →オーディオ、カーナビが圧倒的人気!  →携帯電話ハンズフリーキットは不人気。安全意識、マナーなどPR不足か ◇「よく読むカー雑誌は?」  →駅売店などで、週刊誌並価格(300円)で気軽に購入できる「CARトップ」   「ベストカー」が上位に  →「Goo」「カーセンサー」の2大中古車専門誌も2位、3位と拮抗 ◇「よく利用するクルマ関連サイトは?」  →「Yahoo!自動車」が断然トップ!。「ISIZEカーライフ」も健闘  →見積り仲介サイトや、格安車販売サイトの利用度は今一歩 ─────────────────────────────────── ----☆マイクルの視点☆----  5万円(賞品代)+αの費用で、これだけのデータが収集・分析できます。  かわら版に初めてメルマガ広告(下記)を入れてみました。成果は? *** Recommend service ************************************************ クリック一発、自動車保険を比較! ★☆ 保険スクエアbang!☆★ ⇒ 詳しくは ⇒⇒⇒ http://www.bang.co.jp/index.html?ID=dr002 ********************************************************************** ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●NTTの経営体質は、絶対に変えられない http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20001120/1/  「NTTが我々の望んでいるような姿に変わるかだって?そんなこと分かってる じゃないか。無理だよ、無理」。郵政省がIT時代の基盤を支えるNTTに何を求め ているのかに関係なく、NTTはグループ内の利益確保に閉じた形でしか動くこと はない。  NTTコミュニケーションズや、ドコモに対する出資比率引き下げ要請は、憲法 で保証されたNTT株主の財産権の侵害につながりかねないし、ましてや完全分割 を強行しようとすれば「行政訴訟を起こされたうえ、負けるのは目に見えてい る」(郵政省関係者)。  何の法的根拠も持たないまま巨人NTTに立ち向かうかのような郵政省の姿は、 滑稽にすら映る。同時に、NTTに唯一真っ向から意見を言えた郵政省の凋落を、 とても残念に思う。  郵政省とNTTの勝負は、99年7月の時点で既に終わっている。  NTTの完全分割化を求めた電通審の答申が、NTT幹部と労働組合の圧倒的な政 治力の前に換骨奪胎され、「持ち株会社によるグループ経営形態」として再ス タートした時点がそれだ。  政治を巻き込んだこのパワー・ゲームに、郵政省は何としても勝たねばなら なかった。持ち株会社と東西地域,,そして長距離を不完全なまま分離するとい う妥協を下した反動が、現在の「NTTグループの圧倒的な総合力」に結実してし まったのだ。 ─────────────────────────────────── ----☆マイクルの視点☆----  日経IT Proの、宮嵜清志=日経コミュニケーション副編集長の「記者の眼」 から。まさにそのとおりだろう。(>_<) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●BSデジタル放送、主要放送局の取り組みは http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2000/1127/bs.htm  INTERNET Watch(11/27)の「特集 BSデジタル放送12月1日開局!〜主要放送局 の取り組みを探る」から。 ・NHK BSデジタル〜ノウハウと豊富なコンテンツで勝負 http://www.nhk.or.jp/digital/  目玉番組:アンケートデータショー「21世紀ノアの方舟」       ハイビジョンソフト100「シネマ」 ・BS-i(TBS系)〜オリジナルコンテンツ満載の「デジタルワンダーランド」 http://www.bs-i.co.jp/  目玉番組:双方向冒険活劇「トレジャー!」       双方向番組「TIME OVER」「NEWS アカデミー」 等 ・BSフジ〜若い感覚で元気のいい「エンタテインメントのおもちゃ箱」 http://www.bsfuji.tv/  目玉番組:お台場カジノ・インタラクティブ、トレンド株式市場 等 ・BS朝日〜原宿という地の利を生かした生情報番組満載! http://www.bs-asahi.co.jp/  目玉番組:himico.tv、Harajuku ロンチャーズ ・BS日本(日テレ系)〜できることからこつこつと http://www.bs-n.co.jp/  目玉番組:ジャイアンツ独占チャンネル、キング・オブ・クイズ 等 ・BSジャパン(TV東京系)〜経済番組を基本に全国区へ進出 http://www.bs-j.co.jp/  目玉番組:ルック@マーケット 等 ─────────────────────────────────── ----☆マイクルの視点☆----  民放系BS局の戦略は、最初にお金をかけてスタートダッシュをする(BS-i・ BSフジ・BS朝日)か、最初は様子見で機が熟してから本格的に制作費を投入する (BS日本・BSジャパン)かに分かれるようだが、これまで幾度も解説してきたよ うに所詮こんなレベルである。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●丸紅グループ、地域情報ポータルサイト開設 http://www.machipla.net/  丸紅と、丸紅系のマンション管理会社、同CATVインターネットサービス会社 3社は、マンションや周辺住民向けポータルサイト「まちぷら」を開設した。  住民から選ばれた“特派員”が、レストランの試食レポートやおすすめスポ ット紹介、商品モニターなど利用者の視点に立った情報を提供する。また、生 鮮食料品の宅配や出前サービスサイトと提携してECサービスを提供するほか、 無料健康相談サイトや出産・子育て支援サイトなど独自の医療コンテンツも提 供する。さらに、マンション内のコミュニケーションツールも試験運用し、管 理組合からのお知らせや議事録、行事予定などを発信できるようにする。  まず、東京杉並区と世田谷区の丸紅のマンションで試験提供する。まちぷら では、地域向け広告やECの手数料収入などを見込んでおり、試験サービスの結 果をふまえ、大都市圏を中心とした大規模地域ポータル事業を検討する。 ─────────────────────────────────── ----☆マイクルの視点☆----  幾度も取り上げているように、“地域”を対象とした様々なネットビジネス が勃興している。狙いや企画は大企業もベンチャーもみな大同小異。  成否は偏に“あこがれと執着”。ベンチャーにこそ勝機あり! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●ホリデーシーズンのオンラインショッピング市場は? ─────────────────────────────────── ○利用サイトを特に決めていないユーザーが約7割 http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2000/1124/big.htm  米調査会社のネット利用者を対象としたアンケート調査によれば、今年のホ リデーシーズン期間に、51%がオンラインショッピングを利用すると回答したも のの、72.9%はどのショッピングサイトを利用するか決めていないことが明らか となった。  この結果について調査会社は、「これはドットコム企業のマーケティングの 失敗だ。ドットコム企業は消費者集団に合わせて、企業の視点から消費者志向 へと転換する必要がある」と指摘している。 ─────────────────────────────────── ○「オンラインよりも既存店舗で」が顕著に http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2000/1124/bbb.htm  ホリデーシーズンにおけるEコマースの売り上げが期待される中、多くの消費 者がオンラインショッピングよりも既存店舗で買い物をすることを好んでいる との調査結果が発表された。  この調査によると、12ヶ月以内にオンラインでプレゼントを購入した回答者 のうち「今年も確実にオンラインでプレゼントを購入する」と答えたのはわず か16%だった。昨年の間に4、5回繰り返しオンラインショッピングを経験して いる人の間でさえ、「オンラインでプレゼントを購入する」と答えたのは35% にとどまった。  多くの人は巨大スーパーやデパート、小売専門店、郵便の通信販売などを利 用するという。「どこで買い物をするかという決定にどんな要因が寄与するか」 という問いに対して最も多かった答えが「個人の財務情報の漏洩の心配」、次 いで「カスタマーサービス」となった。 ─────────────────────────────────── ----☆マイクルの視点☆----  米国ですらこうした状況である。ましてや我国においておや。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●CADは創造性を阻害? http://www.nikkei.co.jp/car/carlife/20001115eimi078515.html  「紙スケッチに比べてコンピューターを使ってデザインを設計すると、創造 性が阻害される危険性がある」。IT(情報技術)の負の側面を指摘するこんな調 査結果を、電気通信大の研究チームがまとめた。  自動車ボディーのデザインについて、トヨタ自動車の協力を得て実施した実 験によると、紙スケッチでは1時間の平均描画枚数が6.7枚だったのに対して、 CADは1.2枚にすぎなかった。アイデア数も紙では平均3.8件あったが、CADはわ ずか0.4件だった。  アイデアの善しあしについても、紙スケッチの平均4に対し、CADは1.7と満足 度が低かった。 ─────────────────────────────────── ----☆マイクルの視点☆----  最近のデザインは、だからおかしいのか? ********************************************************************** ◇電網かわら版は、『まぐまぐ(ID:0000005947)』『Macky!(ID:0079)』  『melma!(ID:m00017577)』で発行しています。 ◇配信の停止や配信先の変更は、下記でお願いいたします。バックナンバーも  ご覧いただけます。 http://www.micle.co.jp/kawara.htm ◇電網かわら版『必読!ITメディア』の全文または一部の文章を、許可無く転  載することを禁じます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■ 企画・制作・発行 (有)マイクル http://www.micle.co.jp/ ■□ 〒242-0006 大和市南林間2-8-12-203 046-271-3336(Tel),3337(Fax) **********************************************************************