********************************************************************** ■□■ 電網かわら版『必読!ITメディア』 ■□■ 第 160号 2008年 3月11日発行 〜総配信数 960部 Thanks!〜 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇インターネット、情報通信、放送関連の話題を、氾濫する情報洪水の中   から厳選、平易かつ簡明に要約・解説してお届けします。                   by マイクル渡辺 info@micle.co.jp **********************************************************************  啓蟄が過ぎ、本格的に春めいてきました。如何お過ごしでしょうか。  この時期、花粉症に悩まされる人にとっては憂鬱な季節でもありますが、ヘ ルニア持ちの私にとってもまたやっかいな季節です。鳴りを潜めていた坐骨神 経痛が疼き出すのです。一年のうち何故かこの時期だけ。  日によって違いますが、歩き始めて(立ち続けて)10分も経たないうちに、 腰から左足にかけて痛みが出始め、徐々に激しさを増します。座ったり、しゃ がむなどして、数分休むと収まります。  初夏の風とともに快方に向かい、何時の間にか消えてくれますので、特に治 療はしていません。体重を10kg、ウエストを5cm減らせば完治すると思うので すが・・・、数日の断酒すらできない私には夢物語です・・・(^_^;  “継続は力なり!”今回もまた半年ぶりとなってしまいましたが、「くるま ーと」ニュース&トピックスからクルマ関連のIT記事と、「お勧めコラム&ブ ログ」から注目記事をご紹介いたします。よろしくお付き合いください。  「IT関連リンク集」も更新しました。 http://www.micle.co.jp/plan/link.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【「くるまーと」の話題から〜ニュース&トピックスより】 ・クルマ選びにインターネットが欠かせない存在に ・カーナビ、最も不要な機能は「Eメール」 他 【お勧めコラム&ブログから】 ・マイクロソフトがヤフー買収に必死になる理由 ・フェースブック巨額評価その裏にあった駆引き ・セカンドライフで「どんだけ〜」 ・5年後、放送には何が求められるのか ・携帯電話市場で今、何が起きているのか ・ミシュラン騒動のルーツは、鳥獣戯画にあったぞ! 他 ********************************************************************** 【「くるまーと」の話題から】〜ニュース&トピックスより〜 http://kurumart.jp/news/index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●ソフトバンクとパイオニア、テレマティクスシステムを新開発(3/5) http://pioneer.jp/press/release618-j.html  ソフトバンクテレコム、パイオニア、インクリメントPの3社は、通信型カー ナビゲーションを使用したテレマティクスサービスを本格展開する。昨年7月に 共同出資で設立した企画会社「Qプロ」を増資し、2008年夏の本格的なサービス 開始に向けてシステムを開発する。 ─────────────────────────────────── ●クルマ選びにインターネットが欠かせない存在に(2/18) http://www.aucnet.co.jp/tagblocks/koho/news/news2008/0000000764.html  オークネットは、中古車情報支援サイト上で「クルマ選びとインターネット 活用度」に関するアンケート調査を実施、結果を発表した。3年以内にクルマを 購入した人のうち、新車:80%、中古車:67%がインターネットを活用。最も 活用度の高い媒体も、1位インターネット:41%、2位販売店:24%と、雑誌・ 情報誌・パンフレット:各8%など紙媒体を大きく引き離した。 ─────────────────────────────────── ●トヨタ、カーナビ連動のブレーキ操作支援機能を開発(2/7) http://www.toyota.co.jp/jp/news/08/Feb/nt08_015.html  トヨタ自動車は、カーナビ連動のブレーキ操作支援機能「ナビ・ブレーキア シスト」を新開発、近々発売予定の新型「クラウン」に採用する。カーナビの 地図情報を活用した従来の「一時停止情報提供」機能(案内・注意喚起)を進化 させ、急ブレーキをかけた際、一時停止向けに最適に制御されたブレーキアシ ストが作動する機能を追加した。 ─────────────────────────────────── ●日産、カーウイングスのエコドライブ支援サービスを強化(2/4) http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2008/_STORY/080204-01-j.html  日産自動車は、カーナビ向け情報サービス「カーウイングス」で、エコドラ イブをサポートする新サービス「あなたもエコドライブ」を開始した。ホーム ページ上で提供している月間燃費ランキングなどの情報を、音声案内とナビ画 面への表示によって車内にも配信できるようにしたほか、利用時の平均燃費や 燃費向上に役立つアドバイスなどを提供する。 ─────────────────────────────────── ●松下、簡易型カーナビを国内でも販売(1/22) http://panasonic.co.jp/pas/news/index.html  松下電器産業は、メモリータイプのポータブルナビゲーションシステム「ス トラーダポケット CN-MP50D」を、欧州、北米に続き日本でも発売する。日本市 場でも簡易型カーナビ市場が拡大(2007年度 40万台)しているため。コンパクト ボディに5V型液晶ディスプレイやワンセグチューナーを内蔵、オープン価格(実 勢7万円前後)で、月12,000台の販売を目指す。 ─────────────────────────────────── ●カーナビ、最も不要な機能は「Eメール」(1/15) http://www.myvoice.co.jp/biz/surveys/11304/  マイボイスコムは、「カーナビの利用に関する調査」結果を発表した。カー ナビ付自動車の所有率は46%で、うち7%がネット接続可能タイプ。ルート案内 以外でよく利用している機能・サービスは、「施設・観光地などの検索機能」 が最多で、「VICS」「音楽の録音・再生」が続く。一方、不要な機能は「Eメー ルの送受信」が最多。欲しい機能・サービスは「目的地の混雑情報」や「空き 駐車場案内」など。 ─────────────────────────────────── ●ネットによる損害保険の申込み経験は約2割(1/10) http://www.myvoice.co.jp/biz/surveys/11305/index.html  マイボイスコムは、「損害保険会社のホームページ」に関する調査結果を発 表した。閲覧経験がある会社は「ソニー損保」(39%)、「アメリカンホームダ イレクト」(33%)など。現在の加入会社は「東京海上日動」(12%)、「損保ジ ャパン」(9%)など。加入の決め手となった理由は「以前から加入していた」 (33%)、「保険料が安かった」(20%)、「ネットのシミュレーションで最も手 頃な保険料だった」(15%)など。 ********************************************************************** 【お勧めコラム&ブログから】 http://www.micle.co.jp/plan/link.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●マイクロソフトがヤフー買収に必死になる理由 (歌田明弘の地球村の事件簿) http://blog.a-utada.com/chikyu/2008/02/post_792a.html  「最終戦争」の熱っぽささえ帯びてきたグーグルとの争い。マイクロソフト に何としてもヤフーと合併しなければと決断させたのは「広告」そしてそれを 支える「検索」技術。強力な広告ビジネスを持っているところが圧倒的に強く なるのがネットの潮流。世界の検索連動広告の75%を占めるグーグルは広告収 入をもとに、大容量のウェブメールやオンラインで使えるワープロ、表計算か ら航空写真や本のデジタル・データまですべて無料で提供。いずれは動画や音 楽の無料配信などもやりかねない・・・ ─────────────────────────────────── ●誕生した大手3新聞社の連合サイトの運命はいかに? (歌田明弘の地球村の事件簿) http://blog.a-utada.com/chikyu/2008/02/post_f47b.html  ニュース・サイトをめぐる争いが活発化している。昨年10月にはMSNが毎日新 聞との提携を解消して産経新聞と組み、毎日はオールアバウトと手を結ぶとい う一大変動があった。1月1日にはヤフーのトップページが一変、中央にニュー スの特集サイトがどんと現われるようになった。そして31日、朝日、読売、日 経3紙の連合サイトがオープンした。新聞社サイトへのアクセスはヤフー・ニュ ースと比べ大きく劣る。ネットが普及すればするほど、紙の新聞は苦しくなっ ていく・・・ ─────────────────────────────────── ●「フェースブック」の急成長に感慨と無力感を覚える (梅田望夫:シリコンバレーからの手紙) http://www.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u133.html  フェースブックとは、北米で急成長中の“実名”でのソーシャル・ネットワ ーキング・サービス(SNS)。ネット空間に「実名を出して顔写真や個人情報も出 して、自己を表現しながら社会を生き抜く」という「強いアメリカ人の強い文 化」を持ち込んで標準化し、実名でこそ意味が出る「人間関係の地図」を壮大 なスケールで構築しつつある。匿名で、しかも写真はペットやアニメのキャラ クターという日本語圏ネット空間では未来永劫生まれそうもない・・・ ─────────────────────────────────── ●フェースブック巨額評価その裏にあった駆引き (梅田望夫:シリコンバレーからの手紙) http://www.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u135.html  マイクロソフトがフェースブックに2.4億ドルという巨額の出資したにもかか わらず、わずか1.6%の株式しか得られなかった。フェースブックの企業価値評 価額はなんと150億ドル。評価額を吊り上げたのはグーグル。昨年の秋はグーグ ルによるユーチューブ買収で大騒ぎだったが、それでも買収額は16.5億ドル。 フェースブックまでグーグルに持っていかれてしまったら…、そんな恐怖心が この信じられない取引の数字の背景にあった・・・ ─────────────────────────────────── ●セカンドライフで「どんだけ〜」 (CNET おやじのちょっとユビキタス) http://japan.cnet.com/blog/oyajubique/2007/12/10/entry_25002815/  セカンドライフは新しいビジネスモデルとして成功した。ただ、出店してい る企業がビジネスとして成功しているかはよく分からない。普通の人が構築し た場所と、企業がお金をかけて構築した場所があるが、莫大な構築費と維持費 が掛かっている企業の場所が、ガラガラの所もある。そんな中で人気があるの が、フリーでエッチなところだろう。先日風邪でダウンしてヒマだったせいも あって、再度トライしてみることにした・・・ ─────────────────────────────────── ●5年後、放送には何が求められるのか (ITmedia +D LifeStyle 小寺信良Column) http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0802/04/news010.html  5年という歳月は、放送事業にとって長いだろうか、短いだろうか。今年200 8年は、5年に一度の一斉放送免許更新の年にあたる。2011年のアナログ停波を またぐ更新となるため、注目すべき問題は多い。中継施設の新設・更新負担の 重圧、ピュアハイビジョンやマルチ編成放送など制作プロセスが抱える歪み、 インタラクティブ機能の必要性(消費者はテレビにインタラクティブ性など求め ていない)、情報格差の是正(地上波キー局番組の全国配信)・・・ ─────────────────────────────────── ●東芝HD-DVD撤退が示すテレビの未来 (IT-PLUS:江口靖二のテレビの未来) http://it.nikkei.co.jp/digital/column/functions.aspx  東芝のHD-DVD撤退というニュースは、年初からの既定事実であったにせよ、 かなりの衝撃だったのは確かである。今後、テレビを中心としたデジタルメデ ィアの混沌とした状況はどこに向かい、新世代DVDやネット配信とテレビの関係 はどうなるのだろうか。テレビの敵は決してネットではなく人間そのものの共 有体験の欠如であると私は思う。それにはやはりネットが適している・・・ ─────────────────────────────────── ●東芝HD-DVD、3つの敗因 (ITmedia +D LifeStyle 麻倉怜士のデジタル閻魔帳) http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0802/25/news012.html  HD-DVDとBlu-ray Discの次世代DVD戦争、明暗を分けたのはどういった要素な のだろうか。HD-DVDの敗因(1)記録時間の短さ〜HD DVDではBS-hiを1時間半しか 録画できないのに対して、BDは2時間10分以上の録画が可能。(2)BDに対する「 実現性が乏しい」とする決めつけ〜ライバル技術に対する冷静なジャッジが行 えなかった。(3)極端な低価格戦術〜07年秋米市場で99ドルで販売したが、ハー ドが売れてもソフトが売れないという状況を作り出してしまった・・・ ─────────────────────────────────── ●テレビ局独占から脱したHDビデオ番組 (団藤保晴のインターネットで読み解く!) http://dandoweb.com/backno/20080114.htm  薄型大画面テレビの普及で高精細映像(ハイビジョン)番組を家庭で日常的に 見られるようになった。安価なHDビデオカメラが売り出された結果、ネット上 でもハイビジョンの特性を生かしたビデオ番組が増え続けている。活字記者が 行った先々で高精細映像を残すようになれば、報道映像蓄積の概念が変わる。 テレビ局は独り占めしていたハイビジョンで市民の進出により独占が崩され、 さらに単なる一プレーヤーに落ちよう・・・ ─────────────────────────────────── ●携帯電話市場で今、何が起きているのか (InfoComアイ 本間雅雄) http://www.icr.co.jp/newsletter/eye/2007/e2007012.html  最近の携帯電話市場は、ソフトバンク・モバイルの躍進が目立つ。契約数純 増では7ヶ月間首位を続ける。端末の割賦販売、自社携帯電話相互間の通話を無 料にする「ホワイトプラン」の導入など積極策が奏功。これに対抗するため、 KDDIとNTTドコモは、販売奨励金による端末割引はないが月額料金を低く抑える 新料金プランを相次いで導入。わが国の携帯電話市場は、今までの「ガラパゴ ス現象」から脱却して、開かれた新しい競争の局面を迎える予感が・・・ ─────────────────────────────────── ●携帯電話向けコンテンツとフィルタリングの微妙な関係 (NBonline 企業Webサイト制作現場の“非常識”) http://business.nikkeibp.co.jp/article/nmg/20080111/144586/  有害サイトへのアクセスを制限するフィルタリングサービスについて、未成 年者の加入を義務付けようと規制作りが進んでいる。コンテンツ製作者やサイ ト運営者にとって、フィルタリング対象(閲覧不可)になるかどうかは死活問題 だが、基準や認定方法など未だ不透明。フィルタリングそのものの必要性にも 疑問が。暴論だが、高校生はともかく、中学生、小学生には、ネットそのもの を禁止してしまうのはどうだろう・・・ ─────────────────────────────────── ●ケータイメールが奪ういくつかの大切なこと (ITmedia +D LifeStyle 小寺信良Column) http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0712/17/news009.html  今の中学生は、通学中だろうが家に居ようが、場所と時間に関わりなく、常 にメールで誰かと繋がっている。物理的制約によって関係が途絶えるというこ とがないため、ひとたび人間関係でトラブルが起これば、クールダウンする余 裕もなくいつまでもそれを抱え続けることになり、追い詰められて死を選ぶと いう傾向が。テクノロジーの進化によって、メールというツールが違う使い方 を生み出したことによる歪みとも言える・・・ ─────────────────────────────────── ●ミシュラン騒動のルーツは、鳥獣戯画にあったぞ! (NBonline マーケティング・ゼロ) http://business.nikkeibp.co.jp/article/nmg/20071204/142278/  日本人は、「物静かで控えめ」という気質の裏側に「浮かれ好き、祭り好き 」という熱を隠し持っている。この矛盾する二面性が、イエスでもノーでもな いあいまいな性質で、何でもかんでもに浮かれるわけではない。権威のある第 三者からの発信、それを使う人からの生の声などの「信憑性」が、日本人の警 戒心を緩め、ためらいという障壁をなくす。鳥獣戯画は宮中が発信元、ミシュ ラン現象も・・・ ********************************************************************** ◇電網かわら版は、下記サービスを利用して発行しています。 「まぐまぐ ID:0000005947」、「melma! ID:00017577」 ◇配信の停止や配信先の変更は、下記でお願いいたします。バックナンバーも  ご覧いただけます。 http://www.micle.co.jp/kawara.htm ◇内容および広告掲載等のお問い合わせは、 info@micle.co.jp へ。 ◇電網かわら版『必読!ITメディア』の全文または一部の文章を、許可無く転  載することを禁じます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■ 企画・制作・発行 (有)マイクル http://www.micle.co.jp/ ■□ 〒242-0001 大和市下鶴間2-1-19-601 046-264-5030 090-8004-8602 **********************************************************************