********************************************************************** ■□■ 電網かわら版『必読!ITメディア』 ■□■ 第161号 2008年 8月26日発行 〜総配信数 970部 Thanks!〜 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇インターネット、情報通信、放送関連の話題を、氾濫する情報洪水の中   から厳選、平易かつ簡明に要約・解説してお届けします。                   by マイクル渡辺 info@micle.co.jp **********************************************************************  喝采、唖然、落胆、賞賛、そして激怒・・・、北京オリンピックが終わり、 今年の秋は、豪雨と肌寒さから始まりました。体たらく続きの政界が激動する 前触れならば嬉しいのですが。  来週はまた、厳しい残暑が復活するようです。ご自愛下さい。  今回もまた半年振りのかわら版。(^_^; 恒例の「主要IT関連商品シェア動向」と「主要自動車関連商品シェア動向」を お届けいたします。 ─────────────────────────────────── 【主要IT関連商品シェア動向(07年)】 01.パソコン 02.プロバイダー 03.ADSL 04.光ファイバー通信回線 05.ポータル・検索サイト 06.携帯電話端末 07.携帯電話契約数 08.液晶テレビ 09.プラズマテレビ 10.DVD録画再生機 11.インクジェットプリンター 12.複写機・複合機 13.デジタルカメラ 14.携帯音楽プレーヤー 15.家庭用ゲーム機 16.電子マネー 17.カーナビ 【主要自動車関連商品シェア動向(07年)】 01.乗用車 02.輸入乗用車 03.軽自動車 04.普通トラック 05.二輪車 06.タイヤチューブ 07.ガソリン ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【主要IT関連商品のシェア動向(07年)】 〜日本経済新聞「点検シェア攻防、本社100品目調査」より ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●パソコン <07年国内出荷台数シェア(1,414万台、前年比1.0%減)>  1位 NEC 20.3%( 0.2%)  2 富士通 18.7 ( 1.2 )  3 デル 14.0 (▲ 0.2 )  4 東芝 9.0 (▲ 0.9 )  5 日本HP 7.6 ( 1.1 )   その他 30.4 (▲ 1.4 )( )は前年比増減率ポイント、以下同様 ・個人向けは、ウインドウズビスタが需要を喚起するなど、ノートPCを中心 に2.6%増。法人向けは、需要の谷間に入った影響などで3.1%減。 ・デルは、ネット直販に加え量販店での店頭販売に乗り出したが伸び悩み。 一方、国内事業に本腰を入れた日本HPがシェアアップ。 ・超小型ノートPCが世界的に大ヒット。5万円台という破格の値段で2台目需要 を取り込み、08年のシェア争いにも影響。 ─────────────────────────────────── ●プロバイダー(ブロードバンド会員数) <07年末国内会員数シェア(2,830万人、前年比9.9%増)>  1位 OCN(NTTコム) 20.0%( 2.0%)  2 Yahoo!BB(ソフトバンク) 17.0 (▲ 3.0 )  3 au one net(KDDI) 7.6 ( 0.9 )  4 ぷらら(NTTぷらら) 7.5 ( 0.4 )  5 BIGLOBE(NECビッグローブ) 7.2 ( 1.0 )   その他 40.7 (▲ 1.3 ) ・光回線への対応で明暗が分かれ、全社を挙げ積極展開したOCNがトップに。 出遅れたYahoo!BBは2位に後退。 ・東京電力の光通信事業を買収したKDDIのau one net(旧DION)が3位に。 ─────────────────────────────────── ●ADSL <07年度末国内契約回線数シェア(1,270.5万件、前年度比9.3%減)>  1位 ソフトバンクBB 37.9%( 1.0%)  2 NTT東日本 19.0 (▲ 0.9 )  3 NTT西日本 17.7 (▲ 0.5 )  4 イー・アクセス 14.5 ( 0.8 )  5 アッカ・ネットワークス 7.5 (▲ 0.3 )   その他 3.4 (▲ 0.1 ) ・光回線の急速な普及に押され、契約数が2年連続で減少。 ・08年度も市場縮小が続き、合理化や再編圧力が強まる。 ─────────────────────────────────── ●光ファイバー通信回線 <07年度末国内契約回線数シェア(1,217万件、前年度比38.1%増)>  1位 NTT東日本 40.8%( 2.2%)  2 NTT西日本 31.3 ( 0.9 )  3 KDDI 5.8 (▲ 0.9 )  4 UCOM(USEN) 5.6 (▲ 1.2 )  5 ケイ・オプティコム(関西電力) 5.6 (▲ 0.3 )   その他 10.9 (▲ 0.7 ) ・契約数がADSLに近づきつつあり、ブロードバンドの主役交代が間近に。 ・NTTグループの独走が続き合計シェアが70%を突破。 ─────────────────────────────────── ●ポータル・検索サイト <07年ページビューシェア(3,476億ページビュー、前年比2.6%減)>  1位 ヤフー 75.9%( 3.1%)  2 グーグル 5.4 ( 0.2 )  3 MSN(マイクロソフト) 3.5 (▲ 1.3 )  4 インフォシーク(楽天) 2.7 (▲ 0.6 )  5 BIGLOBE(NECビッグローブ) 2.6 ( 0.3 )   その他 9.9 (▲ 1.7 ) ・上位2サイト以外の大半は、急成長するSNSや動画共有サイトなどに利用時間 を奪われ閲覧数が減少。携帯電話でのネット利用も増えており、パソコン向 けサイトには逆風が。 ・ヤフーは、コメント投稿など利用者の発信情報を活用する「ソーシャルメデ ィア化」の推進などが奏功し、独走態勢が強固に。 ─────────────────────────────────── ●動画サイト <07年ページビューシェア(194億ページビュー、前年比142.2%増)>  1位 ユーチューブ 48.5%( 1.3%)  2 ニワンゴ 22.7 ( - )  3 ヤフー 11.3 (▲ 2.0 )  4 USEN 9.7 (▲14.5 )  5 ショウタイム 1.8 (▲ 2.2 )   その他 6.0 ( - ) ・07年1月に「ニコニコ動画」を開始したニワンゴが、米グーグル傘下のユー チューブを猛追。投稿型サイト2強がシェア7割強を占め、配信型の「Gyao」 を運営するUSENは大きくシェアダウン。 ・各々携帯向けサイトを開設、「ドコモ動画」も始まるなど、主戦場はパソコ ンから携帯電話に。 ─────────────────────────────────── ●携帯電話端末 <07年国内販売台数シェア(約5,234万台、前年比10.7%増)>  1位 シャープ 24.3%( 4.7%)  2 パナソニックモバイル 12.4 (▲ 0.8 )  3 富士通 11.1 ( 3.2 )  4 東芝 9.9 (▲ 0.9 )  5 NEC 9.4 (▲ 3.8 )   その他 32.9 (▲ 2.4 ) ・ワンセグ対応機種が買換え需要をけん引、販売台数は過去最高を記録。 ・シャープが高画質・大画面の「アクオスケータイ」で大幅シェアアップ。 ・富士通は「らくらくホン」シリーズを強みに、5位から3位に躍進。 ・07年末に加入者が1億人を突破、携帯各社が導入した割賦販売で2年間の“拘 束”がついたこともあり、08年は市場規模縮小が必至。 ・既に三菱電機が撤退、三洋電機が京セラに事業売却するなど厳しい環境の中 で、米アッルのiPhoneも上陸、縮小するパイの奪い合いが一層激化。 ─────────────────────────────────── ●携帯電話契約数 <07年度末国内契約数シェア(1億272万件、前年度比6.2%増)>  1位 NTTドコモ 52.0%(▲ 2.4%)  2 KDDI(au、ツーカー) 29.5 ( 0.4 )  3 ソフトバンクモバイル 18.1 ( 1.6 )  4 イー・モバイル 0.4 ( - ) ・ソフトバンクが、月額料金980円の「ホワイトプラン」など低価格を前面に 打ち出しシェアアップ。 ・KDDIも、音楽ダウンロード機能の充実など若者を中心に人気を得たが、新機 種開発の遅れなどで後半から勢いが弱まる。 ・ドコモは、06年10月の番号継続制導入以来、流出に歯止めがかからず。 ・07年3月にデータ通信で市場参入したイー・モバイルは、0.4%のシェアを獲 得。08年3月には音声サービスも開始。 ─────────────────────────────────── ●液晶テレビ <07年国内出荷台数シェア(737.8万台、前年比33.8%増)>  1位 シャープ 46.1%( 2.2%)  2 ソニー 15.9 (▲ 2.1 )  3 松下電器産業 15.0 ( 2.0 )  4 東芝 13.2 ( 4.7 )  5 日本ビクター 3.1 (▲ 1.2 )   その他 6.7 ( 5.6 ) ・価格下落や11年のアナログ放送終了を控え、買換え需要が加速。 ・首位シャープと3位松下がシェア拡大。4位東芝も、自社製半導体を活用した 高レベルの画像処理技術が評価され大幅シェアアップ。 ・ソニーは、フルハイビジョン対応モデルの投入が遅れシェアダウン。 ─────────────────────────────────── ●プラズマテレビ <07年国内出荷台数シェア(96.6万台、前年比25.6%増)>  1位 松下電器産業 68.8%( 2.3%)  2 日立製作所 28.6 ( 0.1 )  3 パイオニア 2.5 (▲ 2.5 ) ・世界シェアトップの松下が、動画表示性能や視野角の広さなど、液晶を優る 特性を生かした新製品を投入、市場をけん引。 ・高画質モデルが予想外の不振のパイオニアは、パネル生産から撤退へ。 ・液晶テレビが低価格化と高画質の二正面で攻勢を強める中、存在感を保てる か、08年はプラズマテレビにとって正念場に。 ─────────────────────────────────── ●DVD録画再生機 <07年国内出荷台数シェア(約322.7万台、前年比7.8%減)>  1位 松下電器産業 35.2%( 7.2%)  2 シャープ 25.9 ( 5.8 )  3 東芝 17.9 ( 0.4 )  4 ソニー 13.2 (▲ 4.8 )  5 DXアンテナ 4.0 ( 1.7 )   その他 3.8 (▲10.3 ) ・「ブルーレイ・ディスク(BD)」と「HD-DVD」の新世代規格争いが決着。ソニ ーは、一時的シェアダウンを想定に入れた上で、BD対応に一本化。 ・すでに過半数を新世代機(BD)が占める08年は環境が一変、先行ソニーに、松 下、シャープがどこまで迫れるか。 ─────────────────────────────────── ●インクジェットプリンター <07年国内出荷台数シェア(667万台、前年比6.5%減)>  1位 キャノン 42.3%( 2.8%)  2 セイコーエプソン 40.8 (▲ 0.7 )  3 日本HP 7.5 (▲ 1.3 )  4 ブラザー工業 4.6 ( 0.2 )  5 レックスマーク 1.4 (▲ 0.5 )   その他 3.4 (▲ 0.5 ) ・画質、印刷速度など性能向上に伴い買換えサイクルが延び市場が成熟化、2 年連続で前年割れ。 ・キャノンが、持ち運べる小型単機能プリンターがヒットするなど、上位陣で 唯一販売台数を伸ばし、3年ぶりにトップに。 ─────────────────────────────────── ●複写機・複合機 <07年国内出荷台数シェア(63.2万台、前年比4.9%減)>  1位 キャノン 28.2%( 0 %)  2 リコー 28.1 ( 0.1 )  3 富士ゼロックス 22.3 ( 0.4 )  4 シャープ 10.4 ( 0.1 )  5 コニカミノルタBT 8.0 (▲ 0.1 )   その他 3.0 (▲ 0.5 ) ・事業所数の減少や情報機器集約化の影響を受け縮小傾向が続くものの、カラ ー機の比率が初めて50%を超え、金額ベースでは0.3%増に。 ・キャノンが僅差で2年連続トップ。大企業の顧客が多い強い富士ゼロックス がシェアアップ。 ─────────────────────────────────── ●デジタルカメラ <07年国内出荷台数シェア(1098.8万台、前年比16.6%増)>  1位 キャノン 21.0%(▲ 0.8%)  2 松下電器産業 16.7 ( 1.6 )  3 富士フィルム 14.0 (▲ 0.8 )  4 ソニー 11.8 (▲ 1.8 )  5 カシオ計算機 11.8 (▲ 1.9 )   その他 24.7 ( 3.7 ) ・初めて1千台の大台を超え、2ケタの高成長に。世帯普及率66%と成熟化が進 んだものの、高機能機種など技術革新が購買意欲を刺激し、買い換え・買い 増し需要を掘り起こす。 ・各社知恵を絞った新製品を相次ぎ投入、シェア争いが激化。上位5社は、2位 松下以外は軒並みシェアダウン。 ─────────────────────────────────── ●携帯音楽プレーヤー <07年国内出荷台数シェア(620万台、前年比4.6%減)>  1位 アップル 50.6%( 1.2%)  2 ソニー 26.6 ( 5.9 )  3 東芝 4.4 ( 2.3 )  4 松下電器産業 4.2 (▲ 4.4 )   その他 12.0 (▲ 5.0 ) ・需要が一巡し、前年比マイナスに。特定機種に人気が集中し、大手の寡占化 傾向が一段と鮮明に。 ・アップルは、ネット接続可能な「iPodタッチ」と、動画対応ながらも価格を 2万円以下に抑えた「iPodナノ」新機種が人気に。 ・ソニー、東芝も、ワンセグ対応機種が貢献しシェアアップ。 ─────────────────────────────────── ●家庭用ゲーム機 <07年国内販売台数シェア(1616万台、前年比11.1%増)>  1位 任天堂 67.2%(▲ 4.1%)  2 ソニー(SCE) 31.2 ( 4.0 )  3 マイクロソフト 1.6 ( 0.2 ) ・SCEの携帯型「プレイステーション・ポータブル(PSP)」と任天堂の据え置き 型「Wii」が本格普及期に入り前年増に。 ・「ニンテンドーDS」の勢いがやや落ち着き、任天堂がシェアダウン。SCEは PSPの新モデルが好評。 ・「DS」など携帯型に押されて22.7%だった据え置き型の比率が36.7%に。 ─────────────────────────────────── ●電子マネー <07年度累計発行枚数シェア(9200万枚、前年度比59.2%増)>  1位 エディ(ソニー系) 42.2%(▲ 6.6%)  2 スイカ(JR東日本) 22.9 (▲11.2 )  3 パスモ(私鉄・地下鉄) 8.7 ( 5.1 )  4 ナナコ(セブン&アイ) 6.1 ( - )  5 ワオン(イオン) 4.1 ( - )   その他 16.0 ( 12.7 ) ・各社とも発行枚数を大幅に伸ばす中、新規参入の流通系2社が発行開始から 1年弱で、4位イコカ(JR西日本)、5位iD(ドコモ)を抜き上位に食い込む。 ・パスモも、スイカと共同利用できる利便性が受け、躍進(3位←5位)。 ・市場拡大が続く中、国内標準を目指し各社サービスを拡充、競争が激化。 ─────────────────────────────────── ●カーナビ(市販用) <07年国内市販市場シェア(約122万台、前年比11.6%減)>  1位 パイオニア 29.8%( 1.5%)  2 松下電器産業 28.9 ( 1.0 )  3 富士通テン 14.2 ( 1.5 )  4 三洋電機 9.8 (▲ 3.2 )  5 クラリオン 7.9 ( 0.3 )   その他 9.4 (▲ 1.1 ) ・自動車メーカーの純正品搭載増加と、簡易型PND(パーソナル・ナビゲーショ ン・デバイス)市場の拡大により、市販用は大幅減。純正品を含む全体市場 は約404万台で前年より2.3万台増。PNDも約40万台に。 ・08年も同傾向が続き、PNDは80万台が見込まれるなど、両面から逆風が。 ・PNDシフトを鮮明にした三洋がシェアダウン。上位陣は出荷台数を軒並み横 這い・微減にとどめ、見かけ上のシェアは拡大。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【主要自動車関連商品のシェア動向(07年)】 〜日本経済新聞「点検シェア攻防、本社100品目調査」より ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●乗用車 <07年国内販売台数シェア(295.3万台、前年比5.8%減)>  1位 トヨタ 47.7%( 0.1%)  2 日産 16.6 (▲ 0.6 )  3 ホンダ 13.4 ( 0.2 )  4 マツダ 5.7 ( 0.1 )  5 富士重工 2.9 (▲ 0.1 )   その他 13.7 ( 0.3 ) ・若者の車離れや買い替えサイクルの長期化に、ガソリン高の逆風が重なり、 市場縮小に歯止めがかからず。 ・トヨタは豊富な品揃えで台数減を最小限に抑え、ホンダはフィットが大ヒッ ト、マツダもデミオが好調でシェアアップ。新型車不足が響いた日産、富士 重がシェアダウン。 ─────────────────────────────────── ●輸入乗用車 <07年国内販売台数シェア(26.3万台、前年比1.3%増)>  1位 フォルクスワーゲン 21.0%( 0.9%)  2 メルセデス・ベンツ 19.1 ( 1.8 )  3 BMW 18.9 ( 1.9 )  4 アウディ 5.8 ( 0 )  5 BMWミニ 5.1 ( 0 )   その他 30.1 (▲ 4.6 ) ・3年連続で前年実績を下回る中、独御三家がシェアアップ。4,5位前年並み、 6位以降は概ねシェアダウンと、上位群と下位群の差が拡大。 ・トップVWと、2位ベンツ、3位BMWの差が縮まり、3社のシェア争いが過熱。 ─────────────────────────────────── ●軽自動車 <07年国内販売台数シェア(192万台、前年比5.1%減)>  1位 ダイハツ 32.0%( 2.3%)  2 スズキ 30.8 ( 0.6 )  3 ホンダ 11.7 (▲ 2.4 )  4 日産 7.8 ( 1.1 )  5 三菱自動車 7.4 (▲ 1.7 )   その他 10.3 ( 1.0 ) ・過去最高を記録した06年の反動もあり、4年ぶりに前年割れ。 ・34年間トップを続けたスズキの牙城を崩し、ダイハツがトップに。スズキは 輸出車増産のため軽を減産。 ・新型車不足や上位2社の首位争いに押され、ホンダ、三菱がシェアダウン。 ・女性を意識した広告戦略が奏功するなど、日産が4位(←6位)に躍進。 ─────────────────────────────────── ●普通トラック(積載量4トン以上) <07年国内販売台数シェア(8.9万台、前年比18.5%減)>  1位 日野自動車 32.5%( 2.0%)  2 いすゞ自動車 30.4 ( 1.0 )  3 三菱ふそう 21.4 (▲ 1.9 )  4 日産ディーゼル 15.7 (▲ 1.1 ) ・排ガス規制対応車への買い替えが一段落し、02年以来の10万台割れに。 ・下位の外資系2社のシェアダウンが続き、日野、いすゞの寡占化が進む。 ・運送業者を取り巻く環境の悪化、原材料高による車両価格値上げなど、08年 も販売回復の兆しは見えず。 ─────────────────────────────────── ●二輪車 <07年国内販売台数シェア(74万台、前年比1.4%減)>  1位 ホンダ 43.3%(▲ 3.0%)  2 ヤマハ発動機 22.0 ( 1.0 )  3 スズキ 21.3 (▲ 0.3 )  4 川崎重工業 2.9 ( 0.0 )  5 ハーレーダビッドソン 2.1 ( 0.3 ) その他 8.4 ( 2.0 ) ・若者のバイク離れで、市場の6割を占める原付きを中心に市場縮小が続く。 ・低価格原付きバイクを投入したヤマハが躍進し、シェア2位を奪還。 ・米ハーレーは、国内販社の積極的な顧客獲得キャンペーンが奏功し、23年連 続台数増。 ─────────────────────────────────── ●タイヤチューブ <07年国内生産シェア(135.8万トン、前年比0.5%増)>  1位 ブリジストン 47.6%( 0.0%)  2 住友ゴム工業 22.9 ( 0.0 )  3 横浜ゴム 16.2 ( 0.3 )  4 東洋ゴム工業 12.2 ( 0.1 )   その他 1.1 (▲ 0.4 ) ・完成車輸出の好調を背景に自動車メーカーへの出荷が増え、市販用の減少を 補った。 ・各メーカーとも転がり抵抗を減らした省燃費タイヤの販売が好調。 ・08年は、原材料価格の高騰により、各メーカーとも既に市販用タイヤで今年 2回目の値上げを発表、需要低迷につながる可能性も。 ─────────────────────────────────── ●ガソリン <07年度国内販売量シェア(5906万キロリットル、前年度比2.5%減)>  1位 新日本石油 23.1%(▲ 0.1%)  2 エクソンモービル 17.7 (▲ 1.4 )  3 昭和シェル石油 16.7 ( 0.6 )  4 出光興産 14.7 ( 0.5 )  5 コスモ石油 11.6 ( 0.3 )   その他 16.2 ( 0.1 ) ・消費者の車離れに、年間20円以上もの価格高騰が加わり、買い控えに拍車が かかり3年連続マイナス。 ・エクソンモービルは、地方都市での店舗見直しや、規模より採算重視姿勢を 強めたことでシェアダウン。 ・店舗拡大に積極的な昭和シェルと、値引き特典のある出光カードの拡大や、 給油のセルフ化を推進する出光がシェアアップ。 ********************************************************************** ◇電網かわら版は、「まぐまぐ ID:0000005947」「melma! 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