━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■ 電網かわら版『必読!ITメディア』 ■□■ 第173号 2013年 9月24日発行 〜総配信数 700部 Thanks!〜 ─────────────────────────────────── ◇インターネット、情報通信、放送関連の話題を、氾濫する情報洪水の中   から厳選、平易かつ簡明に要約・解説してお届けします。                   by マイクル渡辺 info@micle.co.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  温暖化による異常気象が深化し、今年も例年以上の熱い夏が続きましたが、 皆さんは如何お過ごしだったでしょうか。  私は幸い、更年期障害による自律神経失調症?が昨秋以降徐々に快方に向か い、ネット自営業とウォーキングに勤しみ、「じぇじぇじぇ」や「倍返し」に 癒される平安な日々を過ごすことができました。昨夏の「息もできない夏」は 今後の人生の奇禍としたいと思います。  お見舞や有意義な情報をいただいた方々に、お礼と感謝を申し上げます。  さて、日経ビジネス今週号に、「あまちゃん」「半沢直樹」のヒット術〜常 識翻す5つの新法則〜と題したレポートが掲載されました。そのヒントは、 1.延長線上にないものがヒットし始めた 2.中高年男性が実は狙い目だった 3.80年代はヒット源を多数持っている 4.勝手に応援する人が急増している 5.ヒットが人を動かし物を動かす時代  全く同感です。これまでマーケティングのセグメントから除外されてきた? バブルを体感した我々オヤジ世代にも、ようやく陽があたりそうですね。  ということで、恒例の「主要IT関連商品シェア動向」と「主要自動車関連商 品シェア動向」をお届けいたします。 ─────────────────────────────────── 【主要IT関連商品シェア動向(2012年)】 01.パソコン 02.タブレット 03.携帯電話端末 04.携帯電話契約数 05.光ファイバー通信回線 06.プロバイダー 07.ポータルサイト 08.動画サイト 09.薄型テレビ 10.ブルーレイ・ディスク録再機 11.インクジェットプリンター 12.デジタルカメラ 13.携帯音楽プレーヤー 14.家庭用ゲーム機 15.電子マネー ─────────────────────────────────── 【主要自動車関連商品シェア動向(2012年)】 01.乗用車 02.輸入自動車 03.軽自動車 04.普通トラック 05.二輪車 06.カーナビ 07.タイヤ 08.ガソリン ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【主要IT関連商品のシェア動向(2012年)】 〜日本経済新聞「点検シェア攻防、100品目調査」より ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●パソコン <12年国内出荷台数シェア(1,558万台、前年比0.7%減)>  1位 NECレノボ 25.5%( 1.1%)  2 富士通 17.5 ( 0 )  3 東芝 12.8 ( 0.6 )  4 HP 9.4 ( 0.3 )  5 デル 8.3 (▲ 0.8 )   その他 26.5 (▲ 1.2 )( )は前年比増減ポイント、以下同様 ・ユーザーがタブレットなどの購入を優先した結果、買い替えが進まず、出荷 台数は微減に。 ・上位各社は、薄型・超小型がシェアアップに貢献。 ・4位HP(ヒューレット・パッカード)と、5位デルの順位が逆転。 ・ウィンドウズXPのサポート終了(14年/4月)を控え、法人向け需要は堅調に推 移するものの、個人向け市場は縮小が続く。 ─────────────────────────────────── ●タブレット(多機能携帯端末) <12年国内出荷台数シェア(475万台、前年比91.7%増)>  1位 アップル 46.7%(▲ 9.0%)  2 富士通 12.7 ( 6.9 )  3 エイスース 9.0 ( 7.2 )  4 アマゾン 7.8 ( 7.8 )  5 NEC 4.2 ( 4.2 )   その他 19.6 (▲17.1 ) ・パソコン買い替えの代わりに、初めてタブレットを買うユーザーが多い。 ・片手で握り易い7型前後の機種が相次いで登場、市場拡大に寄与。 ・米アップルは、シェアを落としたものの、「iPad(10型)」に加え「iPad mi ni(7型)」を投入、台数ベースでは約6割増。 ・富士通は、法人向け商品が好調で、4位から2位に浮上。 ・米グーグルのOS「アンドロイド」を搭載した低価格端末(2万円弱)が好調の 台湾エイスースと、米アマゾン・ドット・コムが大幅シェアアップ。 ・今後も市場は成長を続け、各社新商品を投入、米マイクロソフトも自社端末 を発売するなど競争激化。 ─────────────────────────────────── ●携帯電話端末 <12年度国内出荷台数シェア(4,181万台、前年度比2.2%減)>  1位 アップル 25.5%( 8.5%)  2 富士通 14.4 (▲ 3.5 )  3 シャープ 14.0 (▲ 2.8 )  4. ソニー 9.8 ( 0.9 )  5 サムスン電子 7.2 ( 1.4 )   その他 29.1 (▲ 4.5 ) ・スマホの普及スピードが緩やかになり、メーカーの在庫調整も目立つなど 3年ぶりの台数減に。 ・「iPhone」がソフトバンクとauの併売となり、前年2位のアップルが首位に 浮上、独走態勢に。 ・スマホ販売が低調の富士通、シャープはシェアダウン。前年4位のパナソニ ックモバイルは7位に後退(2.6%減)。6位京セラも1.5%減。 ・世界市場で好調なソニー、サムスンがシェアアップ。 ・ガラケーからスマホへの買い替えが緩やかに進む中、ドコモの「iPhone」取 扱いが取りざたされるなど、寡占状態が加速する見込み。 ─────────────────────────────────── ●携帯電話契約数 <12年度末国内契約数シェア(1億3604万件、前年度末比6.1%増)>  1位 NTTドコモ 45.2%(▲ 1.7%)  2 KDDI(au) 27.7 ( 0.3 )  3 ソフトバンクモバイル 23.9 ( 1.3 )  4 イー・アクセス 3.2 ( 0.1 ) ・「iPhone5」が最大の原動力となり、ソフトバンクとKDDIへドコモからの顧 客流出が続く。 ・ドコモも、スマホを中心に約40機種を投入、代理店手数料やキャンペーン費 用を積み増したが、十分な効果を得られず。 ・イー・アクセスは、データ通信用端末が堅調。 ・9月下旬に次期iPhoneの発売が予定され、ドコモの対応がシェアを左右。 ─────────────────────────────────── ●光ファイバー通信回線 <12年度末国内契約数シェア(2,385万件、前年度比6.9%増)>  1位 NTT東日本 40.9%(▲ 1.0%)  2 NTT西日本 31.7 (▲ 0.6 )  3 KDDI 12.0 ( 1.8 )  4 ケイ・オプティコム 5.9 ( 0.1 )  5 UCOM 2.2 ( 0 )   その他 7.3 (▲ 0.3 ) ・スマホや高速モバイル通信利用者の急拡大で、純増数の鈍化傾向が続く。 ・KDDIがスマホとのセット割引導入などでシェアアップ。ケイ・オプティコム (関西電力子会社)も堅調。 ・13年度は、NTT東西の料金キャンペーンによる巻き返しが一段と激化。 ─────────────────────────────────── ●プロバイダー(ブロードバンド回線契約数シェア) <12年末契約数シェア(3,953万件、前年比13.1%増)>  1位 OCN(NTTコム) 17.7%(▲ 2.2%)  2 Yahoo!BB(ソフトバンク) 12.0 ( 0.9 )  3 au one net(KDDI) 8.9 ( 1.3 )  4 BIGLOBE(NECビッグローブ) 8.1 ( 0.6 )  5 ぷらら(NTTぷらら) 7.3 (▲ 0.9 )   その他 46.0 ( 0.3 ) ・契約数について、新聞記載データと総務省発表データの差異が多大なため、 (集計ミス?)、総務省データを記載します。 http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban04_02000039.html 光回線(2,230万件、10.2%増)、ADSL(671万件、18%減)、 CATV(591万件、4.2%増)、 モバイル関連(461万件、4.5倍) ・成長著しいのが、携帯電話の3.9世代移動通信システム(LTE)や、広帯域移動 無線アクセスシステム(WiMAX等)などモバイル関連。 ─────────────────────────────────── ●ポータルサイト(家庭用パソコンからの利用) <12年、主要11サイト閲覧数シェア(2,856億ページ、前年比12.0%減)>  1位 ヤフー 69.1%(▲ 0.5%)  2 グーグル 11.4 (▲ 0.2 )  3 MSN(マイクロソフト) 4.0 ( 0.3 )  4. LINE 3.0 ( 0.6 )  5 goo(NTTレゾナント) 2.7 ( 0.1 )   その他 9.8 (▲ 0.3 ) ・スマホからの閲覧が増え、閲覧数が減少。 ・スマホ向け無料通話・チャットアプリが世界規模で急成長するLINEが、(パ ソコンからのアクセスでも)6位から4位に浮上。 ・ヤフーも、急増するスマホ経由のネット利用(スマホファースト)に戦略の軸 足を移す。 ─────────────────────────────────── ●動画サイト(家庭用パソコンからの利用) <12年主要サイト総利用時間シェア(413億分、前年比0.9%減)>  1位 ユーチューブ(グーグル) 57.5%(▲ 6.8%)  2 niconico動画 24.9 ( 3.6 )  3 Gya0!(ヤフー) 5.3 ( 0 )  4 FC2動画 4.1 ( - )  5 Woopie 2.1 (▲ 0.5 )   その他 6.1 ( - ) ・テレビ局や音楽会社が番組・新曲紹介に活用したり、政治関連動画を意欲的 に配信するなど、コンテンツが充実しているユーチューブ、ニコニコ動画の 2強体制が変わらず。 ・有料・無料を問わず、テレビ番組と連動した動画サービス競争が加速。 ─────────────────────────────────── ●薄型テレビ <12年国内出荷台数シェア(641万台、前年比68.1%減)>  1位 シャープ 35.2%( 0.1%)  2 パナソニック 20.6 (▲ 1.3 )  3 東芝 19.5 (▲ 1.2 )  4 ソニー 11.6 ( 1.2 )  5 オリオン電気 3.2 ( 2.6 )   その他 9.9 (▲ 1.4 ) ・2大特需(エコポイント、地デジ完全移行)の反動で急減。市場規模は、ピー ク時(10年)の4分の1に縮小。 ・大手4社の寡占状況に変化はないものの、福井県のオリオン電気が、機能を 絞り込んだ低価格品を拡販、三菱、日立を抜き8位から5位に浮上。 ─────────────────────────────────── ●ブルーレイ・ディスク録再機 <12年国内出荷台数シェア(327万台、前年比51.9%減)>  1位 パナソニック 29.5%(▲ 6.5%)  2 シャープ 26.6 ( 3.5 )  3 ソニー 21.6 ( 4.6 )  4 東芝 20.8 (▲ 1.4 )  5 三菱 1.0 ( 0 ) その他 0.5 (▲ 0.2 ) ・昨年までは液晶テレビの買い替え需要の影響を受け拡大基調にあったが、 需要を先取りした反動で、大きく落ち込む。今後も縮小傾向が続く。 ─────────────────────────────────── ●インクジェットプリンター <12年国内出荷台数シェア(651万台、前年比3.6%増)>  1位 セイコーエプソン 42.8%(▲ 3.7%)  2 キャノン 42.0 ( 4.6 )  3 ブラザー工業 8.8 ( 0.3 )  4 日本HP 5.8 (▲ 1.1 )  5 リコー 0.5 (▲ 0.1 ) ・昨年、タイ洪水による供給不足の影響でシェアダウンしたキャノンが、生産 体制回復とともに、シェアも急回復。 ・成熟した家庭向け市場は価格競争が一層激しくなり、各社新たな収益源を育 てるべくオフィス向け製品にも注力。 ─────────────────────────────────── ●デジタルカメラ <12年国内出荷台数シェア(920万台、前年比3.0%減)>  1位 キャノン 21.8%( 3.5%)  2 ニコン 17.3 ( 3.0 )  3 ソニー 16.2 (▲ 0.1 )  4 パナソニック 12.5 ( 0 )  5 オリンパス 11.1 (▲ 1.5 )   その他 21.1 (▲ 4.9 ) ・撮影機能が向上するスマホとの差異化が難しいコンパクト型が低調だった反 面、高画質・高機能のデジタル一眼レフカメラは、女性や初心者需要を取り 込み堅調。結果、キャノン、ニコンがシェアアップ。 ─────────────────────────────────── ●携帯音楽プレーヤー <12年国内販売台数シェア(519万台、前年比20.0%減)>  1位 ソニー 52.5%(▲ 1.6%)  2 アップル 40.8 ( 2.2 )   その他 6.7 (▲ 0.6 ) ・ここ数年ソニーとアップルの寡占状態が続く。 ・スマホの普及で、市場は縮小傾向が続く。 ─────────────────────────────────── ●家庭用ゲーム機 <12年国内販売台数シェア(975万台、前年比0.8%増)>  1位 任天堂 70.4%( 11.5%)  2 ソニー(SCE) 28.5 (▲11.2 )  3 マイクロソフト 0.6 (▲ 0.3 ) ・ヒットタイトルの相次ぐ発売で、任天堂の携帯型ゲーム機「3DS」が販売増 (565万台)、シェアアップに貢献。一方、据え置き型「Wii U」は86万台にと どまる。 ・据え置き型がモデル末期のSCEは大きくシェアダウンしたものの、13年末に は新モデル「プレイステーション4」を投入、巻き返しへ。 ・ハードの販売動向は、有力ソフトの有無に大きく左右されるため、ソフトの 囲い込みがシェア動向のカギに。 ─────────────────────────────────── ●電子マネー(プリペイド式主要6電子マネー) <12年度国内決済件数シェア(28.9億件、前年度比20.1%増)>  1位 ナナコ(セブン&アイ) 28.1%( 2.7%)  2 スイカ(JR東日本) 25.1 (▲ 0.4 )  3 ワオン(イオン) 24.4 ( 0.2 )  4 エディ(楽天) 13.4 (▲ 2.4 )  5 パスモ(私鉄・地下鉄) 7.6 (▲ 0.4 )  6 イコカ(JR西日本) 1.4 ( 0.3 ) ・セブンイレブン新規出店に伴う会員増で、発行枚数が3割以上増えたナナコ が2年ぶりにシェアトップに。 ・スイカは、コンビニや家電量販店、タクシーなど、駅郊外にも利用場所を広 げ、20万ヶ所以上に。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【主要自動車関連商品のシェア動向(2012年)】 〜日本経済新聞「点検シェア攻防、100品目調査」より ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●乗用車 <12年国内販売台数シェア(301.5万台、前年比26.3%増)>  1位 トヨタ 49.8%( 4.8%)  2 ホンダ 14.1 (▲ 1.8 )  3 日産 13.1 (▲ 3.3 )  4 マツダ 5.0 (▲ 0.5 )  5 スバル 3.6 ( 0.5 )   その他 14.4 ( 0.3 ) ・9月まで続いたエコカー補助金効果で、06年以来6年ぶりに300万台を回復。 ・低燃費車に人気が集中する中、プリウス、アクア始めHV車が好調のトヨタが 首位を快走。 ・ヒット車種が少ない日産が大幅シェアダウン、2位から3位に後退。 ・XVなどSUVが好調のスバルがスズキを抜き、5位に躍進。 ・13年は、軽人気の高まりや補助金の反動減が懸念され、2ケタ減の予想も。 ─────────────────────────────────── ●輸入自動車 <12年国内販売台数シェア(30.6万台、前年比15.3%増)>  1位 フォルクスワーゲン 18.7%(▲ 0.7%)  2 日産 14.1 (▲ 5.2 )  3 メルセデス・ベンツ 13.9 ( 1.2 )  4 BMW 13.7 ( 0.6 )  5 アウディ 8.0 (▲ 0.1 )   その他 31.6 ( 4.2 ) ・3年連続で前年実績を上回り、15年ぶりに30万台の大台に。主要ブランドが 品揃えを強化する小型・低燃費車がけん引役に。外国メーカー車に占めるエ コカー減税車の比率は約57%に上昇。 ・タイからの逆輸入車は、日産マーチが減少した一方、三菱(その他)がミラー ジュを新投入。 ・13年は、小型車人気の継続に加え、アベノミクス効果による株高で1000万円 超の超高級車も伸びるなど、過去最高更新の可能性も。 ─────────────────────────────────── ●軽自動車 <12年国内販売台数シェア(17.9万台、前年比30.1%増)>  1位 ダイハツ 34.1%(▲ 1.7%)  2 スズキ 29.6 (▲ 1.7 )  3 ホンダ 16.2 ( 8.0 )  4 日産 7.7 (▲ 1.9 )  5 三菱 4.0 (▲ 2.1 )   その他 8.4 (▲ 0.6 ) ・軽重視戦略に転換したホンダがNシリーズ投入で大躍進、シェアを倍増し、 ダイハツ、スズキの2強体制から3強体制に突入。 ・13年は、新車投入の遅れが響き後退した日産・三菱両社が、共同開発した新 型車を投入、シェア変動も。 ・各社、燃費性能向上に加え、衝突回避システムなど装備を充実させており、 小型車を巻き込んだ競争が一層激化。 ─────────────────────────────────── ●普通トラック(積載量4トン以上) <12年国内販売台数シェア(6.9万台、前年比30.3%増)>  1位 いすゞ自動車 34.9%( 6.2%)  2 日野自動車 33.6 (▲ 4.5 )  3 三菱ふそう 18.7 ( 1.3 )  4 UDトラックス 12.6 (▲ 3.0 ) ・トラック向けエコカー補助金と、大震災の復興需要により販売増。 ・排ガス装置不具合による出荷見合わせが響き、前年大きくシェアダウンした いすゞが首位を奪還。 ─────────────────────────────────── ●二輪車 <12年国内販売台数シェア(41.6万台、前年比2.0%減)>  1位 ホンダ 53.3%( 1.9%)  2 ヤマハ発動機 22.5 (▲ 1.1 )  3 スズキ 17.9 ( 0 )  4 川崎重工業 2.8 (▲ 0.1 )  5 ハーレーダビッドソン 2.8 ( 0.1 ) ・全体の6割を占める原動機付き自転車第一種(原付き)が振るわず、2年ぶりに 販売減に。 ・ヒット製品を連発したホンダがさらにシェアアップ、2年連続で5割を超え、 圧倒的な首位を維持。 ─────────────────────────────────── ●カーナビ(純正品を除く) <12年国内市販用出荷台数シェア(209.7万台、前年比7.2%減)>  1位 パナソニック 37.2%(▲ 4.3%)  2 パイオニア 33.8 ( 2.3 )  3 富士通テン 14.3 ( 0.8 )  4 JVCケンウッド 7.3 ( 5.3 )  5 アルパイン 7.2 ( 2.8 )   その他 0.2 (▲ 6.9 ) ・ナビ機能が向上したスマホの急速な普及で、市場は縮小傾向に。 ・首位パナソニックとの差を大きく縮めたパイオニアはじめ、2〜5位メーカー がいずれもシェアアップ。 ・HUD(ヘッドアップディスプレー)などスマホと違った表示方法を打ち出した り、特定の需要層を狙った製品展開など、市場縮小や単価下落を食い止める 戦略がますます重要に。 ─────────────────────────────────── ●タイヤ <12年国内生産量シェア(114.7万トン、前年比5.4%減)>  1位 ブリヂストン 47.1%( 0.1%)  2 住友ゴム工業 24.8 ( 0.7 )  3 横浜ゴム 15.3 (▲ 0.9 )  4 東洋ゴム工業 11.8 ( 0.1 ) ・輸出が減る中で各社とも国内市場を優先、商品力を強化した低燃費タイヤや 冬用タイヤを積極投入したものの、首位ブリヂストンの強さが目立ち、大き なシェア変動に至らず。 ・自動車生産の海外移転が進む中、国内工場の一層の生産効率化が不可欠に。 ─────────────────────────────────── ●ガソリン <12年度国内販売量シェア(5644万キロリットル、前年度比1.3%減)>  1位 JX日鉱日石エネルギー 33.7%( 0.2%)  2 東燃ゼネラル石油 18.2 ( 0.8 )  3 昭和シェル石油 16.1 (▲ 0.2 )  4 出光興産 15.2 (▲ 0.1 )  5 コスモ石油 10.6 (▲ 0.3 )   その他 6.2 (▲ 0.4 ) ・少子高齢化や低燃費車の普及、車離れなどにより、需要減に歯止めがかから ず。全国の給油所数も4.6%減の35,200ヶ所に減少。 ・首位JX日鉱日石エネルギーのシェアアップは、中部経済圏が地盤の大手フリ ート会社「一光」買収により、傘下の他ブランド給油所をエネオスに転換し たことが寄与。 ・縮小するパイの奪い合いの中、シェアの大幅アップには地方の他系列販売店 の取り込みが不可欠。 ・2位の東燃ゼネラル石油は、12年6月に米エクソンモービルから買収した日本 事業に加え、これまで連結対象外だった極東石油からの購入分を上乗せした ことによりシェアがアップ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇電網かわら版は、「まぐまぐ ID:0000005947」「melma! 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